英検準1級はToeic何点?
2020年に英検sbctで準1級を取得しました。
ところで、英検準1級はToeicでは何点相当なのか、英検準1級を受けようと決めたときからずっと疑問だったので、合格前後の僕の感覚から英検準1級をToeic換算したいと思います。
僕の英検準1級受験履歴は次のとおりです。
- 2019年6月 本試験 一次試験不合格
- 2020年8月 sbct試験 合格
Toeicの受験履歴は次の記事を参照ください。
まず試験の違いです。
英検準1級
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- スピーキング(二次試験)
合格基準は以下のとおり。
Toeic
- リスニング
- リーディング
Toeicには“合格”という基準はありません。
英検準1級はToeicにないライティングとスピーキング試験があります。自分の考えを英語で述べるというアウトプット型の問題は非常に難易度が高いので、Toeic高得点レベルというのは想像つくかと思います。
ここからは、各問題分野ごとに難易度、Toeic点数換算をしていきます。
リスニング
英検準1級のリスニングはpart1 会話形式、part2 ナレーション形式(新聞記事や論文の内容)、part3 ナレーション形式(スーパーや駅の連絡放送のような実生活で遭遇する内容)で構成されます。
僕の感想ですが、全体的に英文が読まれる速度が速く、また、よりネイティブの会話に近い表現が使われているので難易度は高いです。
準1級に合格したときの僕のToeicレベルは約800点で、Toeicリスニングは8割は取れていましたが、準1級のリスニングは6割程度でした。ですので英検準1級のリスニングをToeicに換算すると800点後半のレベルになると思います。
リーディング
英検準1級のリーディングは単語、文法、長文の3分野です。過去問を見てもらうと分かりますが、英検準1級の単語レベルは非常に高いです。Toeicに出てくる単語ももちろん含まれますが、Toeicでは稀に遭遇する単語が英検準1級では普通に出てきます。なので、対策としては何よりもまず単語です。僕はパス単を使っていましたが、これ一冊で十分対応可能と思います。
リーディングに関しては単語以外特に対策せず過去問、本試験とおして8割は取れていたので長文のレベルはそれほど高くないと思います。2019年に受けた英検準1級でも8割取れており、当時のToeicの点数が700点後半だったことから、英検準1級のリーディングはToeicに換算すると700点後半レベルになると思います。
ライティング、スピーキング
これらに関してはToeicにない問題になるので、換算が難しいですが、自分の経験から換算点数を考えてみたいと思います。
上述したとおり2019年に初めて英検準1級を受けたときのToeic点数は700点後半、2020年に合格したときの点数は約800点です。ライティングの対策は過去問のみ、スピーキングの対策はDMM英会話の英検対策コンテンツを利用しました。これら以外の対策はせずに合格できたことから、Toeicが800点以上取れる英語力があれば英検準1級のライティング、スピーキングは十分対応できると思います。
DMMの英検対策コースは本試験と同じ問題構成ですし、誰かに向かって英語を話すという環境に慣れるために有益ですので、スピーキング対策に悩んでいる方は一度使ってみていただきたいです。
以上を踏まえると、英検準1級はToeicに換算すると800点後半レベルになると思います。ただし、英検対策を十分にしたうえで試験に臨めば700点後半からでも合格の可能性は十分あると思います。
英検は自分の総合的な英語力を確かめるいいツールだと思うので、力試しのつもりでぜひ受けてみて欲しいです。